ダルマのぬいぐるみの型紙を原型にした、オリジナルの形を考えるワークショップを開催しました。
➡ 土台になるダルマのページは、コチラをクリックすると、別ページに移動します。このダルマの型紙を少し拡大して、ワークショップを行いました。
➡ 「ワークショップをよりよいものにしたい」という意図もあり、ダルマのバリエーションを増やしています。バリエーションのダルマのページは、コチラをクリックすると移動します。
ぬいぐるみのワークショップは、通常きまった型紙からきまったものを縫うことが多いんですけど、今回は、「オリジナルの型紙をつくり出す過程」を体験してもらおうと思い、ダルマの型紙をもとにしてオリジナルのデザインの型紙をつくってもらいました。
デザイン全般にいえることでしょうけど、型紙つくりで、「ゼロから考える」ということはなく、ほとんどが「過去の型紙の変形、または組み合わせ」なので、「どういう変更ならできるか」を、最初に理解しておくことが大切です。
制作風景
制作風景
まず、基本的な立体の構造や、「この部分のデザインを変えたければ、同時にここも変更をくわえる」といった型紙を変更する方法や、おさえておくべき「寸法のつじつま合わせ」の話などのレクチャーからはじめ、つくりたいデザインの前面と側面の絵を描いてもらいました。
その後、変更のルールに従って、思い思いの形に仕上げていきます。
今回は、参加メンバーの型紙の習熟度や時間の関係で、ダルマの形を原型にしたので、あまり複雑な形にはなりませんが、シンプルな丸い形であっても、細かい部分を追求するためには、いろいろと検討しなければならないことがたくさんあります。
また、複雑な形であれば工程が増えますが、考え方は変わりません。
当日は、紙で形ができたあたりで時間切れになり、「つづきは後日」となりましたが、そもそもここでは、完成させることを目的にしておらず、「なにかをつくり出すときの、考え方を理解する導入」にしたかったので、ボクとしては充分な手応えがあったし、皆さんにも楽しんでもられたようでした。
今回のワークショップは、ボクが「学校で洋服つくりを習っでいたとき」、というか「学校生活全般」に対する不満が原風景になっています。
なんのために、なにをやっているかの理由を、ちゃんと分からせてくれたり、導かれた記憶がなくて、ただ「ここは、こうだから、こうしなさい」としか言われず、一方で、「考え方の理解」は、何度も取り組んでいるうちに習得することもあるけど、教われるなら教わったほうがよい、と思う。
で、「分かる過程」は、個々の技術と違い、汎用性があるので、あらゆることに役に立つ。
「自分(たち)の力でなにかをつくり出す」ことは、決して簡単じゃないけど、だからこそ楽しいはず。なのにその大切な「楽しい」がなくなってくる。だからこそ「楽しむ」べきである。
そんな、日々考えていたことを再確認した、オリジナル型紙つくりのワークショップでした。
ここまでできました